パフォーマンス言語インストラクターのブログ

もっと自由な表現を!インプロ、即興型、芝居、英語劇・・・などなどを運営しているクラスやレッスンに取り入れて頂き、もっと「自分を表現することができる」人が増えるお手伝いをしています!

パフォーマンス X 言語の関係性:インプロって語学学習に効果あるの?

どうも、パフォーマンス言語インストラクターのMariです。

今日は、言語Xパフォーマンス(インプロもしくはシアターゲーム、演劇的要素、即興型学習)の関係性について、改めて語ってみようかと思います。

この記事は、以前のブログに加筆・修正を加えてバージョンアップしたものです。



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先日、友人と、おしゃれなカフェで語ってきました。
ニューヨークで女で一人で生活して行くって(女だけじゃなくもちろん男性も)、皆さんご経験なさっている通り、そして予想されている通りタフなものです。

 

生活をすると言う事は、家賃も払って食べて行かないといけない。
でも、ビザという問題などで時間も限られている中で、このニューヨークというアドバンテージをどれだけ多く自分の物にするか・・・


こういう問題を考えながら、必死に走りに抜けて、闘っている訳なんですよね。
それで、今日はそんな中でも「自分のやりたい事」に対して語り合ってきました。

 

そんな友人との会話で、やる気を刺激された私は(笑)
「今やりたい事」「私が必要なアドバンテージはなんだろう」と考えておりました。

 


私も例に漏れず、色んな事をやって行きたいので、今進行している物がたくさんあります(笑)
傍から見たら「浮気者」「フラフラしてる」など見られるのかもしれませんが、私の中では根底は変わらず「自己発信の場を提供する・サポートする」というものは崩していません。


そして今も尚、インプロの可能性について勉強中&研究中です。
私の得意とする所は「パフォーマンス×英語」「パフォーマンス×日本語」という分野。
もっと具体的に言うと、
インプロ X 言語、
即興型学習 X 言語、
シアターゲーム X 言語、
演劇 X 言語
と言う組み合わせ。

これに対して裏付けを持ちたい!という気持ちが常にあり、
もっと研究して行きたいなーと常々、考えております。

 

 

ちょっと真面目にご説明
語学を学ぶのになぜ、敢えてインプロ/パフォーマンスをする必要があるのか・・・

それは、パフォーマンスというものは、自分本来の姿を出せるから。

と言うか、出てしまうから。
もっと具体的に話すと、(ここの例えは)インプロゲームを徐々に行う中で、「心の垣根」が外れて行きます。
それは、インプロの中では「相手をそのまま受け入れる」というルールが全てのゲームの根底にあるから。
その「自分がそのまま受け入れられる」という中で、自分の発言や行動が認められる事によって、承認欲求が満たされ、人は「身構える自分」つまり「人に良いと思われる自分」を表現する必要が無くなってくるのです。

その結果「本来の、ありのままの自分を出す」という事に繋がるのです。

つまり、自分の事を勝手に判断して内で終わってしまわないということ。

 

 

ここで、外国語を学んでいる方、学ばれた事のある方(日本人は全員あると思います)、ちょっと思い出して頂きたいのですが、

例えば勉強した英語を話そうと思った時、「私の英語っておかしくないかな・・・」「通じなかったらどうしよ」「この発音合ってるか分からない」という考えばかりが巡り、会話が出来なかった、もしくは話しが通じなかったというご経験あるのではないでしょうか?
(私はしょっちゅうありまして、結局、言いたい事も発言出来ずに黙って終わるという苦い経験をいっぱいしました。。。。)

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こういう時、自分の中で何が起こっているのでしょうか?

 

「自分の発言(英語)が人から判断される事」ばかりに焦点を当ててしまってるんですよね。
それよりも、伝えたい事に焦点を当てて、持っている言葉を使って堂々と話した方が伝わることが多いです。

良く英語を話す時、
大きな声で話しちゃえば通じるよ!
って言われませんでしたか??

あれと同じで、やはり言葉の裏側にあるインテンション(意図)が大事だって事ですね。

 

そこで、インプロのお話に戻りますが、
この「インテンション」を自分で判断せずに、自分の内に閉まってしまわないように出せるようにするのが、インプロの出来る事なんです。


先程書いた通り、インプロでオープンになった心で、「自分の英語(日本語)は変かな?」という無意識の判断をせずに話して行く事で、
いつの間にか外国語で自己表現をしている!自分
になれることが、「インプロ×外国語」の良さであり目的であります。


また、インプロでは自分の想像で身体を動かしたり、相手と話す事が多いので、
「自分の中に持つイメージ」と「外国語」を結びつける良いきっかけとなります。

このイメージを結びつける事が、どう外国語を記憶するのに役に立つかは、「記憶のメカニズム」や「体験学習」という別の分野の話しに発展して行くので、また改めてまとめて行きたいと思います。

 


これが、私のやりたい事で、もっと深く深く探求して、

皆さんのお役に立てるようにしたい!という想いです。
もっともっと自分の理想に近づいて行けるように頑張りますっ!!

 

 

もっと笑顔が増えて、きっかけが増えると良いなーと思いながら、
色々あっちこっち行きながら、夢を叶えて行きたいですねー!


それでは、今日も素敵な一日を

 

 

初心者の方にもオススメのインプロゲームの本。
これは、ワークショップ歴10年経っても、アジェンダを組み立てる時に使用します。
体系的に、基本的なゲームが絵付きで説明されているので、「どこから初めて良いのか分からない〜」という方にスタートするには最適の本です。

 

 

あと、そもそもインプロとは何ぞや!?という疑問を 綺麗さっぱりに教えてくれる本としてもオススメなのは、こちら。日常的にインプロを自然に取り入れていた筆者の経験談が書かれてあり、インプロの「Yes,and」がわかりやすい。